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YMYLジャンルとブログ初心者が知っておくべき対策4選

こんにちはわずです!

「YMYLってなに?」「ブログって書いてはいけないジャンルとかあるの?」って方に

この記事では

  • YMYLになるジャンル
  • 意外なYMYLジャンル
  • 知っておくべきYMYL対策

を分かりやすく解説します。

この記事を読み終えたころには「伸びないジャンルを選んでた」なんて失敗はしなくなるでしょう。

そもそもYMYL以前に記事の書き方が分からないという方はこちらの記事をどうぞ。

それではいきます!

YMYLとは(簡単に)

YMYLとは簡単に言うと「人の将来的な幸福や人生に大きく影響を与えるジャンル」のことを言います。

なぜYMYLで書いたらいけないかというと、情報のリスクが高いからです。

たとえば健康に関してあやまった情報が記載されていた時、その情報のせいで誰か死亡してしまったらGoogleの信頼性がなくなります。

だからこそGoogleはYMYLを厳しく評価し、E-T-A(簡単に言うと企業や国など)を満たしたサイトしか上位表示されなくなりました。

なので個人で何の専門家とかでもない限りYMYLジャンルで上位表示させるのはほぼ無理です!

YMYLに該当するジャンルは6つ

では具体的にどのようなジャンルがYMYLに該当するのか。

Googleで発表されてるのは以下の通りです。

2.3 Your Money or Your Life (YMYL) Pages

Some types of pages or topics could potentially impact a person’s future happiness, health, financial stability, or safety. We call such pages “Your Money or Your Life” pages, or YMYL. The following are examples of YMYL topics:

● News and current events: news about important topics such as international events, business, politics, science, technology, etc. Keep in mind that not all news articles are necessarily considered YMYL (e.g., sports,

entertainment, and everyday lifestyle topics are generally not YMYL). Please use your judgment and knowledge of your locale.

● Civics, government, and law: information important to maintaining an informed citizenry, such as information about voting, government agencies, public institutions, social services, and legal issues (e.g., divorce, child custody, adoption, creating a will, etc.).

● Finance: financial advice or information regarding investments, taxes, retirement planning, loans, banking, or insurance, particularly webpages that allow people to make purchases or transfer money online.

● Shopping: information about or services related to research or purchase of goods/services, particularly

webpages that allow people to make purchases online.

● Health and safety: advice or information about medical issues, drugs, hospitals, emergency preparedness, how dangerous an activity is, etc.

● Groups of people: information about or claims related to groups of people, including but not limited to those grouped on the basis of race or ethnic origin, religion, disability, age, nationality, veteran status, sexual orientation, gender or gender identity.

● Other: there are many other topics related to big decisions or important aspects of people’s lives which thus may be considered YMYL, such as fitness and nutrition, housing information, choosing a college, finding a job, etc. Please use your judgment.

We have very high Page Quality rating standards for YMYL pages because low quality YMYL pages could potentially negatively impact a person’s happiness, health, financial stability, or safety.

引用:General Guidelines (Google Search Quality Rating Guidelines)

でこれを日本語訳すると下のようになります。

1・ニュース記事や国民に対する公式な情報を扱うページ

国際的な出来事、ビジネス、政治、科学、技術などの重要なトピックに関するニュース。(スポーツニュースなど例外はある)

2・市民や法律の情報を扱うページ

市民生活を維持するために重要な情報。投票・政府機関・公的機関・社会サービス・法的問題(離婚や子供の監護、養子縁組、遺言の作成など)。

3・金融情報

投資・税金・退職金・ローン・銀行・保険などに関するアドバイスや情報。特に、オンラインでの購入や送金を可能にするジャンル。

4・ショッピング・金銭の取り引き

特にオンラインで商品やサービスを購入できるページがYMYLだとされますが、商品やサービスについて検索するページ、情報提供しているページなども当てはまります。

5・ニュース記事・国民に対する公式な情報を扱うページ

医療や薬、病院や緊急時についての情報です。病院や薬についての情報提供をしているWebサイトや災害時の対応を紹介するコンテンツが当てはまり、メンタルヘルスに関連するものも含まれます。

6・他YMYLに関わるページ

住宅情報や教育、転職、就職など、大きな決断や人々の生活の重要事項に関連するページが該当します。

【上6つをふまえて具体例】

法律が入ってる、政策系の時事ネタ、株、為替、税金、投資、仮想通貨、金銭の取引があるショッピングサイト、病気、薬、美容、宗教、LGBT、筋トレ、サプリ、職探し、住宅の購入、看護師、などなど

【見落としがちなYMYL】

  • 筋トレブログ…体の変化・プロテインの効果
  • 転職ブログ…メンタルヘルス
  • 育児ブログ…子供の病気
  • グルメブログ…栄養・成分
  • 節約ブログ…資産運用・投資

他のYMYLの判別の仕方

YMYLになるジャンル・キーワード・見落としがちなYMYLはざっと上のような感じです。

ただしYMYLは明確な答えが無いため見落とさないための対策が必要になります。

それが検索することです。

検索結果を自分で見るのが一番YMYLかどうかを判断できます!

確かめたいキーワードをGoogleで検索して上位10記事のサイトが企業や医療機関といった個人以外のサイトが占めているのであればYMYLの可能性が高いと言えます。

ちなみに個人サイトかどうかの判断は、ページをクリックして1番下までスクロールすると「株式会社」などの明らかに個人では無い言葉があるのでそれで判断できます。

YMYLとGoogleの過去のアップデート事例

YMYLは基本的に年に3回ほど起こるGoogleの検索アルゴリズムアップデートのタイミングで大きく変化してきました。

Googleの検索アルゴリズムアップデートについて

Googleの検索アルゴリズムは日々進化しています。その中でも「コアアップデート」と呼ばれる大規模な更新によって記事の評価基準が大きく変動します。

YMYLは特に審査基準が厳しいため影響を受けやすいです。

2つ過去のYMYLに関する大きなアップデートの事例を紹介します。

2016年WELQアップデート

過去に1番大きな影響を与えたのが「WELQアップデート」です。

DeNA社が運用していた「WELQ」というサイトから、医学的に根拠のない記事や無断転載が大量に見つかったことで問題になりました。

そんな質の低いコンテンツでも上位表示するのはおかしいという批判から大きくアルゴリズムを変更したのが通称「WELQアップデート」です。

医療健康アップデート

2017年に行われた大規模アップデートが「健康医療アップデート」です。

「WELQ問題」後も医療や健康に関する低品質な記事が上位表示していたため行われ、

このアップデートで医療や健康に関する約60%もの検索に影響を与えました。

ざっとこの2つのアップデートでYMYLの規制が強まりました。

YMYLはドメインに影響する?

ここまでの話を聞いて気になるのが、「YMYLの記事を1記事でも書いたらドメイン全体が上位表示しなくなるのか」というところだと思います。

結論、、分かりません!

これに関しては明確な答えが出ていないようで、「ドメイン全体に影響する」という人もいれば「記事単体の問題でしょ」って言う人もいて意見が2分しています。

ただ僕が調べた感じだと「ドメイン全体に影響がある」っていう意見が多い気がしました。(実際ほかの記事も上がらなくなった人がいました)

なので50%はリスクがあるということで、「YMYL記事は書かない」というのが賢明だと思います。

もしYMYLを書いてしまったら…

その記事を消すか非公開にしましょう。評価が下がったとしても時間が経てば普通は戻ります。

YMYLについての対策4つ

最後にYMYLの対策を4つ紹介します!

YMYLで狙いたいという人はこの4つを必ず押さえておきましょう。

1・SNSで流入を狙う

YMYLジャンルで狙うなら1番はやっぱりSNSからの流入です。

SEOでは上位を取れなくても、SNSではYMYLとか全く関係ないのでいくらでも流入を狙えます。

しかもYMYLだからとあきらめて記事を書いている人が少なかったりするので、個人でも全然戦える可能性が高いです。

もしYMYLで狙うならSNSは外せないですね。

2・EATを意識する

YMYLに関わらずSEOで上位を取るために必ず知っておきたいのが「EAT」です。

EATとは

  • Experiense…専門性
  • Authoritativeness…権威性
  • Trustworthiness…信頼性

のことを指し、これらを含めた記事を高く評価するとGoogleも正式に発表しています。

簡単に言うと「どんな専門的な人が作ったコンテンツで、誰がサイトを運営していて、その内容が正しく信頼できるものか」ということです。(つまり企業や専門家のサイト)

ですが個人でもこのEATを意識してブログの評価を上げることはできます。↓

責任者情報を記載する

EATでは「誰が書いたものか」が重視されます。主に記載する内容は以下の通りです。

企業なら…

・著者や監修者の情報
・運営者情報(会社名や、会社のURL、会社の住所など)
・問い合わせ先(電話番号・メールアドレスなど)
・会社の設立年数や社員数

個人なら

・資格情報の記載
・信頼できるサイトからの引用
・ジャンルを特化する

3・問い合わせフォームやカスタマーサービスの設置

YMYLサイトは

・情報の信ぴょう性が求められる
・内容が専門的で難しい

という2つの特徴を持っているため、問い合わせフォームやカスタマーサービスを設けるのがおすすめです。

ユーザーの疑問が解消しやすくなるだけでなく、古い情報の指摘などがあれば自分にとっても情報の正しさを確認するきっかけになります。

4・情報を正しくする

情報が信用できるかが重要になってくるので、シンプルにコンテンツの質を上げちゃおうってことです。

具体的な方法としては

・専門家に監修してもらう、添削してもらう
・専門家のチェックができないなら公的機関の情報を引用する

の2つです。なかなか専門家に監修してもらうのは厳しいので引用する情報をなるべく確かなものにしましょう。

参考になるYouTube動画

【この動画の要約】

・YMYLは明確な答えがないから「自分の書いてる記事がYMYLかどうか」は分からない
・だからこそ検索結果を見る。YMYLじゃなかろうと上位が企業サイトばかりならYMYLと変わらない

YMYLまとめ

YMYLかどうかとかいろいろ考えることが多くてめんどくさいですよね。

もし気づかずにずっとYMYLの記事を書いてしまっていたなんてことがあったら、考えただけで恐ろしすぎます(笑)

Googleの方針上、これからもYMYLの規制はもっと厳しくなると重います。

今日紹介した対策をするなり、そもそもYMYLを避けるなどして良いコンテンツを積み上げていきましょう。